2020.10.29
ご褒美きめて、まち歩き<錦糸町・亀戸>
ご褒美を目指しながら、さまざまなスポットへ。ウォーキングしてみてはいかがでしょうか。出かけたのは、錦糸町・亀戸。ここには、江戸時代からの歴史を感じる数多くのスポットがありました。ご褒美も、江戸から続くあの味です。
今日のシューズは、オフロード向けにつくられた「カモフラ・ペイントボール」。
履くだけで元気をもらえる、カラフルなデザインが特徴です。
では、早速ご褒美に向けてまち歩きを、始めていきましょう。
103枚の浮世絵鑑賞ができる「北斎通り」
まずは、錦糸町駅(北口)からすぐの「北斎通り」へ。墨田区生まれで、いまだに世界中にファンがいる浮世絵師・葛飾北斎。彼の生誕地・本所割下水の直線1kmほどが「北斎通り」と呼ばれ、北斎作品103枚が飾られています。ちなみに北斎の名前は、この地名から。当時このエリアが武蔵国葛飾郡だったことから「北斎」と名乗ったんだそう。
全長2m弱、5つの表情をもつ「大横川親水公園」
北斎通りを歩いていると、「大横川親水公園」にぶつかります。ここは幅30-40m、長さ1.85kmほどの細長い公園です。色とりどりの花と釣り堀、子どもが水遊びできる小さな池、緑豊かな渓谷など、5つのゾーンがあってひとつの公園のなかで異なる表情が楽しめます。
園内に小川があるのは、河川だった名残。大火に悩む江戸幕府がここに河川をつくり、舟運や材木の貯留などの機能も果たしていました。昭和になり、道路や鉄道の整備など環境の変化によってその役目も終わり、平成5年に公園へと生まれ変わったそうです。
大横川親水公園で、このエリアに来たら階段を上がって車道の方へ。次は、幕末に活躍した偉人ゆかりのお寺に向かいます。
勝海舟ゆかりの寺院「妙見山別院」
「妙見山別院」は、勝海舟親子が篤く信仰していた寺院です。
父・小吉の著書「夢酔独言」には、寺院にまつわるこんなエピソードがあります。9歳の海舟が野良犬に噛まれ生死をさまよったときのこと。その晩から毎日、夜になると小吉は冷水を浴び、身を清めて妙見山別院に祈願。70日後に日常生活が送れるほど海舟が回復したというものです。そのためか、ここには勝ゆかりの品々が多く所蔵されていました。多くは関東大震災と東京大空襲で焼失しましたが、今でも直筆の掛け軸や写真が残っています。また、龍馬とその婚約者だった千葉佐那がよく参拝したという逸話も。
▼妙見山別院
住所 東京都墨田区本所4-6-14
電話 03-3623-2485(妙見山別院寺務所)
https://www.myoken.org/tokyobetsuin/
スカイツリーまで一直線「タワービュー通り」
妙見山別院から東方向に歩いていくと、「タワービュー通り」があります。道路の真ん中に東京スカイツリーが大きく見えることからこの名前になったそう。実は、錦糸町駅(北口)近くからこの通りが始まっていて、そこから20分ほど真っ直ぐ歩くと東京スカイツリーにたどり着きます。ぜひ、試してみてください。
職人の技が見られる「すみだ江戸切子館」
タワービュー通りを横切り、さらに東側に歩くと「すみだ江戸切子館」が見えてきます。ここは、伝統的工芸品・江戸切子を紹介している墨田区認定の工房ショップ。職人の技が光るさまざまな切子が購入できるだけでなく、江戸切子の歴史・制作工程などが知れたり、製作中の職人を目の当たりにできたり、グラスのカットも体験できます。
▼すみだ江戸切子館
住所 東京都墨田区太平2-10-9
電話 03-3623-4148
1805年創業、くず餅発祥「船橋屋」
亀戸天神社がある方向に進んでいくと、今回のご褒美「くず餅」がある船橋屋に到着します。船橋屋が誕生したのは、亀戸天神社がきっかけ。11代将軍・家斉の頃、梅や藤の季節に参拝客で賑わうのを見た、初代が出身地・下総国船橋の良質な小麦を持って上京。グルテンを除いた小麦澱粉をせいろで蒸し上げ、黒蜜ときな粉をかけたくず餅をつくると、たちまち江戸で評判になったそう。
しなやかな食感が特徴のくず餅は、無添加自然発酵で約450日かけてつくられています。江戸時代から変わらない製法という歴史だけでなく、それ自体に相当時間を費やされている格別なスイーツ。長めのまち歩きにふさわしいご褒美になりました。
▼船橋屋 亀戸天神前本店
住所 東京都江東区亀戸3-2-14
電話 03-3681-2784
https://www.funabashiya.co.jp/
錦糸町・亀戸エリアは、他にも魅力的なスポットがいっぱいです。ぜひ自身で歩いて、探してみてはいかがでしょうか。
※ご紹介したコースは途中で休憩していませんが、15-20分の間隔でこまめに水分補給しながらウォーキングすることが大切です。
まち歩きにフィットする、シューズ選びを
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Text・Photo:yamako