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2022.05.10

ウォーキング

穴場!大正ロマンに浸るウォーキング

新緑

※新型コロナウイルスの影響で、施設の営業日・営業時間が変更となっている場合があります。外出前に必ず公式情報をご確認いただくよう、お願いいたします。

 

新緑がまぶしい季節となり、どこかに行きたいな、でも騒がしい場所はちょっと・・・と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ロマン溢れるウォーキングコースを歩こう

そこで今回は、文化財を周遊しつつ和洋折衷の美しさ「大正ロマン」を静かに堪能できる、大人のためのウォーキングコースをご紹介いたします。

代官山駅をスタート地点とし、白金台周辺まで約4kmの距離を50分で歩き、4つのスポットを巡ります。

 

  1. 旧朝倉家住宅
  2. 喜風堂
  3. ホテル雅叙園
  4. 旧朝香宮邸

 

こんな人におすすめのコースです

 ・どこか出掛けたいけれど、混んでいる・騒がしい場所には行きたくない

・大正時代の華やかな文化を肌で感じてみたい

 

それではスタート致しましょう!

 

スポット1. 旧朝倉家住宅

旧朝倉家住宅

旧朝倉家住宅

蔦屋書店に始まり、今やおしゃれ文化発祥の地とも言える代官山に、ひっそりと佇む邸宅が旧朝倉家住宅。代官山駅からヒルサイドテラスを目指して歩くこと、5分ほどで到着します。

旧朝倉家住宅は、1919年(大正8年)に東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎次郎によって建てられた、大正ロマンの趣溢れる木造二階建ての建物。

何といっても園内を回遊しながら鑑賞を楽しむことができる回遊式庭園が見どころです。TRAQ編集部が伺った際は、ちょうどツツジが満開の時期だったため、庭園に咲いた真っ赤な花びらを眺めながら散策しました。

ツツジ

 

庭園を見学した後は、邸宅にお邪魔いたします。

ほぼ全室が畳敷きのため、一歩足を踏み入れた瞬間から、い草の香りが全身を柔らかく包み、清々しさと同時に故郷に帰ってきた安心感を感じるよう。

旧朝倉家住宅

旧朝倉家住宅

 

邸宅の中で最も感動したところは、第一会議室からの眺め。先ほどまで散策していた庭園を再度邸宅の中から眺めることによって、改めて美しさに浸ることができます。

杉の間

 

また、旧朝倉家住宅と言えば「杉の間」

木の年輪が目立つようにカットされた「板目」を贅沢に使ったお座敷で、他に類が少ないため、最も有名な見どころと言われています。その他、豪華絢爛な花模様が描かれた板戸などを見ることもできるため、大正ロマンを全身で感じながらゆったりと見学されると良いかもしれません。

杉の間

旧朝倉家住宅

東京都渋谷区猿楽町29−20

 

スポット2. 喜風堂

喜風堂

旧朝倉家住宅を堪能した後は、大正10年から続く老舗の和菓子屋さん「喜風堂」へまいりましょう。

今や高架下にはカフェやレストランが立ち並び、代官山に負けず劣らずおしゃれな雰囲気を醸し出す街、中目黒。そんなキラキラとした街並みを横目に歩いて行くと、風情ある木作りの看板が目に飛び込んできます。

店内に入ると、にっこりとした笑顔と温かみのある声で「いらっしゃいませ」と出迎えてくださる店員のお婆さま。それだけでじんわりと優しい気持ちに。早速名物をお伺いすると「うちは何といってもどら焼き、余計なものを使っていないので、是非味わっていってくださいね」とのこと。

どら焼き

喜風堂は大正時代から続く和菓子屋さんで、現在は3代目店主の方が切り盛りをされているそう。「お店を始めた当初はこの辺りは何もなくて田んぼばかり、こんなに街が栄えるなんて思ってもみなかった」という昔話を聞きながら、どら焼きを選ぶ時間はとても楽しかったです。

また、店内には大正時代に渡された賞状も飾られていました。

賞状

喜風堂

東京都目黒区上目黒2-37-12

 

スポット3. ホテル雅叙園「大正ロマン×百段階段」企画展

ホテル雅叙園東京

どら焼きを片手に、次に向かうは「ホテル雅叙園東京」

館内にある東京都指定有形文化財となっている百段階段に、大正ロマンの世界観を華やかに表現した企画展が期間限定で行われています。

竹久夢二の作品に始まり、マツオヒロミ氏「百貨店ワルツ」とのコラボレーション、そして和洋折衷のインテリアを混ぜ合わせて大正ロマンの雰囲気を見事に演出した空間も用意され、鑑賞だけでなく写真撮影も併せて楽しむことができるよう。

多くの展示物がありますが、見どころは3つ。

十畝の間

十畝の間

一つ目は、大正時代の文化を感じられるインスタレーション

階段を登って一番最初に辿りつく「十畝の間」では、当時の暮らしを垣間見ることができる展示がされています。

日本家屋に絨毯を敷き、椅子やテーブルを配置するといった和洋折衷の室内装飾は、日本と洋風の美的感覚が混ざり合い、思わず見惚れてしまうほど。

大正時代にタイムスリップしたような非現実感を味わうことができるため、ここで写真撮影を楽しまれる方も多かったです。

 

百貨店ワルツ

百貨店ワルツ

二つ目は「百貨店ワルツ」とのコラボレーション

最も豪華絢爛なお部屋と言われている「漁樵の間」では人気イラストレーター、マツオヒロミ氏の代表作「百貨店ワルツ」とのコラボレーション展示がされています。

当時の百貨店が醸し出す幻想的で華やかな空間が再現され、まるで異空間に足を踏み入れたよう。

百貨店と言えば、昔は文化や流行を創出する場と言われており、人々にとっては特別な場でした。そんな古き良き時代の空気感を体感できるかもしれません。

 

竹久夢二の作品

竹久夢二の作品

三つ目は、50点にも及ぶ竹久夢二の作品。

大正ロマンを代表するイラストレーターと名高い竹久夢二。

直筆原画を含む多くの作品が展示されており、「美人画」で有名な竹久夢二にしては珍しく「童画」の展示も行われているところも見どころ。

一枚一枚の絵を見ながら、ノスタルジックな時間を過ごしても良いかもしれません、

また、展示を見て竹久夢二に興味が出たら、文京区にある「弥生美術館・竹久夢二美術館」もおすすめです。

以前ご紹介した「湯島天神(湯島天満宮)から巡る、知的好奇心を刺激するウォーキングコース」から近い場所にあるので、美術館に行きながら是非ウォーキングも楽しんでみてくださいね。

 

ホテル雅叙園

東京都目黒区下目黒1-8-1

 

スポット4. 旧朝香宮邸

旧朝香宮邸

大正ロマンの世界観に存分に酔いしれながら、最後に向かう場所は旧朝香宮邸

ここでは大正時代に流行したと言われている「アール・デコ建築」を存分に堪能することができます。

旧朝香宮邸を建設するきっかけとなったのは、朝香宮夫妻がパリで行われた国際博覧会を見て感銘を受けたことだそう。また、宮家を囲む庭園には椿を含め様々な植物や花があり、日本庭園を楽しむこともできます。

 

東京都庭園美術館 旧朝香宮邸

東京都庭園美術館 旧朝香宮邸

4月23日からは、年に一度の建物公開展が行われ宮家の中をゆったりと巡りながら展示を鑑賞することもできます。足が疲れたら新館1階にある緑を横目にお茶を飲むことができるカフェもおすすめ。

アール・デコの真髄を肌で感じつつ、ゆったりとした時間を満喫できるかもしれません。

 

東京都庭園美術館 旧朝香宮邸

東京都港区白金台5-21-9

 

いかがでしたか?大正時代にタイムスリップしたような感覚になるほど、どこも古き良き感覚を味わうことができる場所です。紹介したスポット以外にも、ご自身で新しい魅力を発見される事もおすすめ!

 

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