2022.03.14
アニメの舞台となったスポットを、楽しみながら巡るウォーキング
梅の花も満開に近づき、日中は暖かな陽気となって参りました。
心地良い気温と共に、ウォーキングを始めようかな?と考えてらっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
東京都内のオススメのウォーキングコースは?
本日ご紹介したいのは「アニメの舞台となったスポットを楽しみながら巡る」ウォーキングコースです!
約3.0kmの距離を40分で歩き、5つのスポットを周ります。
・ホテル椿山荘東京
・富士見坂
・並木ハウス
・鬼子母神
・のぞき坂
こんな人におすすめのコースです
・アニメの世界観に浸りつつ、楽しくウォーキングをしたい
・いつもとは違ったウォーキングコースを歩きたい
方にオススメです。
コースを決める事で、気付いたら長距離を歩けてしまっていたなんて事も!それではスタートしましょう!
スポット1 ホテル椿山荘東京 (3月のライオン)
早速一つ目のスポット「ホテル椿山荘東京」へ向かいましょう。
江戸川橋駅1a出口から徒歩10分程度で到着します。
ホテル椿山荘東京は1952年にガーデンレストランとしてオープンして以来、今も尚結婚式場の名門として歴史を紡ぐ名門ホテル。回遊式庭園であり、山縣三名園として名高い「椿山荘庭園」も有名です。
棋士の活躍を描いたテレビアニメ『3月のライオン』では、「獅子王戦」の決勝戦の会場となった「龍山荘」のモデルとなり、ホテルの正面玄関ロゴとそっくりのロゴもデザインされていました。
TRAQ編集部が3月に伺った際は、コロナウイルスの影響により庭園エリアも館内に用事がある方以外は立ち入り禁止でした。その為、外観のみお写真を掲載させていただきます。
機会があればランチやアフタヌーンティーを楽しんだ後、友人とウォーキングコースを歩く事もおすすめです!
ホテル椿山荘
東京都文京区関口2-10-8
スポット2 富士見坂 (時をかける少女)
2つ目のスポットは「富士見坂」です。
『時をかける少女』は、1967年に出版された筒井康隆さんのSF小説。
2006年公開の細田守監督によるアニメ映画など、9回にわたって映像化された大人気作品です。
2006年に公開されたアニメ映画の中でも、富士見坂は特に印象に残るシーンの舞台となった場所。東京の豊島区と文京区の区界にありますが、非常に急な坂となっていて映画のワンシーンのように「いっけえええええ」と叫びながら勢いよく駆け降りると危険だったりします。
富士山は見えませんでしたが、新宿方面の高層ビル街が遠くに見えており、坂の上からの景色も楽しめる為のんびり歩かれる事をお勧めします。坂下の周辺はアニメに出てきた分かれ道や、「目白」の地名の由来となった目白不動尊などの見所があります。
富士見坂
東京都豊島区高田一丁目
スポット3 並木ハウス (手塚治虫の執筆場)
3つ目のスポットは、鬼子母神(きしもじん)と言うお寺の参道付近にある「並木ハウス」と言うアパート。
並木ハウスは漫画家の手塚治虫が住んでいた歴史があり、平成30年に国の有形文化財(建造物)に登録されました。
売れっ子の漫画家だった手塚氏が2年半住んでいた210号室は6畳間で、ここで『リボンの騎士』や『鉄腕アトム』等を描いたそうです。
並木ハウスは今もアパートとして使われており入居者以外は立ち入りができませんが、鬼子母神の参道沿いの別館には「雑司が谷案内処」があり、2階には簡単な展示施設があります。また、同じく別館には「キアズマ珈琲」があり、昭和の香り漂う空間でしっとりと珈琲を楽しむ事が出来るのでオススメです。
並木ハウス
東京都豊島区雑司が谷3丁目19−4
スポット4 鬼子母神堂 上川口屋 (おもひでぽろぽろ)
4つ目のスポットは、上川口屋と言う駄菓子屋さん。
上川口屋は、並木ハウスから参道を進んで鬼子母神(正しくは上の点がない鬼)の境内に入るとすぐに見つけられます。
1781年創業と江戸時代から続くこちらのお店は、実はスタジオジブリのアニメ映画『おもひでぽろぽろ』の販促用のイラストに出てくるそうです。
昭和な雰囲気の駄菓子が並んでいてなんとも懐かしく、子供時代のキラキラした思い出が蘇ります。お菓子を購入している方は子供だけでなく、大人の方も大勢いらっしゃいました。
いくつになっても駄菓子屋さんは良いものですね、子供時代にタイムスリップしたような気持ちを味わえるので、オススメのスポットです。
鬼子母神 上川口屋
東京都豊島区雑司が谷3−15−20 鬼子母神境内
スポット5 のぞき坂 (天気の子)
最後にご紹介するスポットは都内屈指の急坂、その名も「のぞき坂」。
あまりに急なので下が見えず、身を乗り出して覗き込みたくなる程です。東京都内で自動車通行が可能な道路としては、傾斜・延長距離ともに最急の一つに数えられる坂で、勾配22%もあります。
この坂は新海誠監督のアニメ映画『天気の子』のワンシーンに登場します。また「冴えない彼女の育て方」というテレビアニメでも舞台となるなど、都内にある坂の中でも印象深いスポットです。
のぞき坂
東京都豊島区高田2丁目12-21
のぞき坂から鬼子母神の付近は都電荒川線が走っており、これもまた風情がある街の雰囲気を醸し出しています。
前述の鬼子母神付近にある「鬼子母神前」停留所からのぞき坂の下にある「学習院下」停留所までは1駅。逆順で歩いていただく場合に崖のような坂を登る事が辛い方は、ゆっくり電車に乗って移動しても良いかも知れません。
また、富士見坂から最初に出発した江戸川橋駅にかけては神田川が流れており、桜の季節には多くの花見客で賑わいます。この季節にはぜひ川沿いに江戸川橋駅まで歩いて戻ると素晴らしい桜並木の景観が味わえます。
最後にのぞき坂から高田馬場駅まで歩きました。
高田馬場はアニメ「鉄腕アトム」でアトムが誕生した地として設定されている縁で、駅前の高架下に壁画があったり、駅の出発メロディーにアニメの主題歌が採用される等、おもむきがある駅です。
いかがでしたでしょうか?
今回ご紹介したスポットは、以前ご紹介した池袋周辺のウォーキングコースも近いので、ご自分の好きな組み合わせで歩かれる事もオススメです。