2021.03.26
美脚や骨の強化、やる気もアップ！？驚きのウォーキングの効果とは
ウォーキングの効果を知っていますか？
ふだん何気なく行っている「歩く」ということには思いがけない嬉しい効果がたくさん。身体も心もアップデートするウォーキングの効果を知れば、きっと今すぐ歩きたくなりますよ。
ウォーキングを継続させるためにもウォーキングの効果を知ることがとても大事です。詳しくは＜ウォーキングが続かない人必見！継続させる７つのポイント＞をご覧ください。
スタイルも見た目も良くなる！印象がバージョンアップ
ウォーキングには、スタイルを整え見た目もよくする効果があります。例えば美脚効果。
歩く時、人はつま先をあげてかかとから着地します。足裏全体を地面に接地した後、親指の付け根（拇指球）を使い蹴りだすことで身体を前に押し出します。
このような動きの繰り返しにより、下半身に滞った血液が心臓に戻され、結果、むくみの解消や引き締まった脚という美脚効果に繋がるのです。
またウォーキングで適度な汗をかき皮脂が分泌されることで肌も潤います。これは運動全般にいえることではありますが、ウォーキングの利点は日常に取り入れやすいこと。ひと駅分歩いたり、少し遠回りして歩くなど工夫次第で歩く時間を増やせます。最初は汗や皮脂がでにくい人でも、こうして毎日コツコツ続けることで次第に肌が潤うようになります。また内臓の働きも良くなるため便秘や内臓不調が原因によるニキビや肌荒れの解消にも。潤った肌はメイクのノリもよくなり若々しさと自信を与えてくれます。
骨の強化や冷え性解消！身体の内側もバージョンアップ
歩くことで骨の強化ができることはあまり知られていません。
骨を強くするには、カルシウム摂取などの食事に加えて身体への適度な負荷や刺激が必要です。立つだけでも骨に負荷はかかりますが、歩くということは片足で体重を支えることの連続。よって歩くたびに骨に負荷と刺激を与え効果的に骨が強化されるというわけです。加えて外にでて日にあたることでビタミンDも形成されますから、朝や日中のウォーキングはまさに骨にとって最適。20分ほど歩けば血流が良くなり身体がぽかぽか、冷え性解消効果も期待できます。手足の冷えが改善されると、慢性的不調も軽減され睡眠の質も高くなります。
他にも便秘解消や腰痛改善。心臓の強化、高血圧改善、肝機能改善、糖尿病改善、脂質異常症・動脈硬化改善というヘルスケアにもウォーキングは有効です。
アイデアが湧くやる気もアップ！脳もバージョンアップ
脳を活性化する効果もあります。新しいアイデアやひらめきを生んだり、記憶をつかさどる脳の海馬の血流が良くなることで記憶力や認知機能にも良い影響が起こります。
また歩きはじめて２０分で幸福感や快感に関係するベータエンドルフィン、40分でリラックス効果のあるセロトニンという神経伝達物質が脳内に分泌されます。やる気を高めるドーパミンも分泌されるため、身体も心もリラックスし集中力が高い状態、前向きでやる気あふれる状態になれるのです。
このような素晴らしい効果を仕事や勉強、生活に活かさないなんてもったいない！実はアップル創始者のスティーブ・ジョブズ氏はこの歩く効果を取り入れ、歩きながらミーティングを行っていたといいます。また哲学の道という言葉があるようにギリシャの名だたる哲学者もよく歩いていたことで知られています。夏目漱石もよく歩く人だったよう。知らず知らずのうちに歩くことの効果を得て、それぞれの才能を開花させたのかもしれません。
より効果を高めるには
通勤・通学などのふだんの歩きでも効果を得ることはできます。しかし、下半身の筋肉やポンプの役割をするふくらはぎ、足首関節を使いしっかりと歩けば、より美脚効果や骨の強化・筋力強化が期待できます。
また足の筋肉と脳や神経の関係は深く、足裏と足の太ももの筋肉をしっかり使うことで脳の血流アップが見込めるというもの。今より２センチ大きな歩幅で歩けば、気分もリフレッシュしもっと快適な毎日を送ることができるでしょう。
スタイルも良くなり身体の内側から若々しく。そして、ひらめきを生むやわらかい頭、幸福感を感じる心まで手に入るなんて、歩くことの効果は本当にすごい。
毎日の暮らしにウォーキングを生かせば、きっと素晴らしい人生のためのエッセンスを得られるはずです！
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Text:
篠田洋江 歩き方コンサルタント/健康ウオーキング指導士
10,000人以上の姿勢・歩き方を指導。講座では日常の歩き方やメンタル効果を伝え、まち歩きやさんぽイベントでは歩く魅力と楽しみ方を発信している。また、音声メディアvoicyにて「毎日の歩きで進化するラジオ」を
