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2021.05.26

ウォーキング ライフスタイル

銀座のはしの橋に想いを馳せながらウォーキング

銀座数寄屋橋交差点

歴史あるブランド、最新の商業施設が立ち並ぶ銀座ですが、江戸時代までは川に囲まれていました。今でも多くの橋やその名残を各地で見られ、その橋の数は25橋にも上るそうです。

今回は、一般社団法人日本ウォーキング協会健康ウオーキング指導士の篠田洋江先生オススメの銀座の端(はし)の橋コースをウォーキングしました。

 

篠田先生の直筆のイラストと共にLet’s Walking!

コースは1週約7km、目標タイムは2時間という歩きがいのある道のりです。大まかなコースは篠田先生の手描き地図イラストを元に、詳しい道のりはスマートフォンアプリを見ながら歩いていきます。

 

銀座橋手書き銀座地図

                                  <篠田先生の手書きの地図>

 

地図を片手に、有楽町駅からスタート

午前10時、有楽町駅前の広場から歩き始めました。東京駅からもほど近く、新幹線が走る様子も見られます。オフィス街やショッピング施設が立ち並ぶエリアということもあり、さまざまな人が行き交うにぎやかな街並みです。

有楽町駅前

銀座ツインズ

大通りのほうに向かって歩いていくと、有名ブランドやアパレルなどの洗練された商業ビルが立ち並びます。この辺りを歩いていると、東京の中心を歩いているという気がしてきますね。

 

上を向いて歩けば、色んな“橋”があると気づく

有楽橋

携帯、スマートフォンがある生活が当たり前になったいま、なかなか上を見ながら歩くことはないかもしれません。意識して見上げてみると、頭上には交通案内や標識といった至るところに“橋”の文字がありました。

 

銀座にある交差点

飯田橋、神田橋、二重橋、永代橋…と橋だらけ! 今回のコースには出てきませんが、銀座周辺に数々の橋があったということに次第に気づかされます。かつて川に囲まれていた銀座の姿が思い浮かぶようです。

 

鍛冶橋通り

このあたりは聞き覚えのある企業の本社も立ち並び、オフィス街という印象が感じられます。皇居・内堀通り二重橋前交差点から永代通り永代橋西交差点までの区間を結ぶ、鍛冶橋通りをまっすぐに歩いていきました。

 

現代まで歴史を残す記念碑

今回のウォーキングコースから少し内側に入ったところに、日本橋と京橋の間あたりに2つの歴史を見かけました。江戸時代から昭和初期にかけて、この京橋周辺には大根河岸や竹河岸が広がっていたそうです。

 

京橋大根河岸青物市場跡の碑

「京橋大根河岸青物市場跡の碑」です。かつてこの付近に青物の市場があったそう。

 

江戸歌舞伎発祥之地

寛永元年(1624)の江戸歌舞伎の始まりを記念して、昭和32年に「江戸歌舞伎発祥之地」と記念碑が建てられています。

 

古き良き日本の昔に迷い込んだような感覚へ

地図を見ながら、さらに進んでいくと、新富橋という橋が見えてきました。このあたりは、これまで歩いてきた銀座の印象と違い、昔ながらの建物が残る街並みです。

新富橋

新富橋

さっきまでと時間の流れがどことなくゆっくり感じるような、日本の風情を残すこの下町感は、都会で疲れた心を癒してくれるよう。

 

首都高の上に架かる橋たち

地図に沿って進むと、首都高の上に架かっている橋たちがありました。実は、首都高はかつて築地川だったそうです。三吉橋、亀井橋、祝橋と横並びのように架けられており、橋から次の橋が見えてきます。

みよしばし

かめいばし

いわいばし

レンガ調の祝橋。これまで見てきた橋と少し違って、モダンな装いがありました。ちなみにそれぞれの橋には、ひらがなと漢字の2種類が表記されています。どちらも味がありますね。

 

違った視点からも橋を楽しむ

橋の上からみた線路

それぞれ橋のデザインが違うのも面白い。こちらはステンドグラス調(?)でしょうか。こうした模様を見ていくと、時代を象徴するデザインや橋の新たな一面が見えてくるようです。

 

首都高速

首都高を見下ろせる少しめずらしい橋スポット。車が行き交う様子をいつまでもぼーっと見ていたくなります。江戸時代は魚が泳いでいて、子どもたちが川で水遊び、大人たちは釣りや漁をしていたのかも…

 

築地川銀座公園

今回のような長いウォーキングコースでは無理せず休憩も必要です。ここまでの道中にもいくつか公園がありました。例えばこの築地川銀座公園は、働く人の憩いの場。オフィスビル群の近くにあるため、ベンチや花壇や足つぼの健康器具といった大人向けの環境です。セラピードッグとして活躍した犬のチロリのモニュメントなども。ウォーキングしながら、自分の好きな休憩スポットを見つけてくださいね。

 

この先の万年橋、采女(うねめ)橋、千代橋とこの辺りには、おしゃれな巻き寿司のお店やたん麺のお店、ホルモン焼き屋などがあるため歩いていると、おいしそうな匂いが漂ってきました。お時間があるときに、立ち寄ってみるのもいいかも。

 

現代の東京に戻ってきた感覚

築地エリアを抜けていくと、汐留、新橋エリアへと入ります。現代の東京に戻ってきたと意識を戻させるように、都市開発された建物が立ち並びます。

汐留

高層のホテルやメディア関係のオフィスも。汐留エリアはかつて海辺の湿地帯であり、江戸時代より埋め立てられました。一説によると、城の外壁に潮の影響がないように「潮溜まり」としていたことから、汐留とついたとか。

 

新橋駅

新橋に到着したので、1週のゴールまではあと少し。色んな橋を見てきたので、高架下から見上げると自分がかつて川だったところにいるような気がしてきました。様々な飲食店が立ち並ぶコリドー街は、オフィスワーカーたちの社交場としても有名ですね。

ガード下

コリドー

 

数寄屋橋の大通りが見えたら、ゴール間近

数寄屋橋交差点

数寄屋橋交差点は、多くの人や車が行き交うスクランブル。数寄屋橋が見えてきたら、有楽町駅まであとわずかです!

有楽町駅周辺には、地方の物産を楽しめるアンテナショップなどもあるので、おみやげを買って帰るのはいかがでしょうか。

 

しっかり歩けて、しっかり楽しめるコース

最初は7kmと聞いて「えっ、そんなに!?」と思いましたが、平坦続きで、飽きない景色がどんどん足を前に進ませていった気がします。これまで知らなかった橋や歴史を辿ると、よりちょっと敷居の高かった銀座という街に、親近感を覚えました。

 

TRAQアプリ画面

TRAQのアプリで、今日の歩行データをチェック。銀座までの自宅の往復で4000歩、3kmほど加算されているので、今回のコースでは1万歩ほど歩いたようです。

これから暑い季節に入るので、しっかりと水分補給をしながら東京の歴史に思いを馳せてみてくださいね。

 

歴史を辿りながら、ウォーキングを楽しもう

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Text:TRAQ JOURNAL編集部

 

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